2017年10月
「ヨーロッパ退屈日記」
子供の頃、親戚の叔父さんなら嬉しい。
父親としては疎ましい。
伊丹十三さんには
そんなイメージを持っています。
今晩はPepuです。
子供の頃に映画、「タンポポ」を観て
すっかり映画監督のイメージが強い
伊丹十三と言う方は
デザイナーであったり
役者であったり
また、エッセイストでもあり
様々な活動をされてました。
本書は役者時代に滞在した
ヨーロッパで書かれた本をベースに
加筆してされ文庫化された物です。
スパゲティの食べ方から
RとLの発音の違いまで
また、ファッションについて語ります。
勿論、エピソードも面白く読めますが
かなり、毒も吐いてます。
でも、悪口では無く
かなり本質を突いた意見に
同意しながらも
その純粋さに嫉妬すら覚えます。
表層だけなぞると気障な感じも
有りますが、
本物とされる物の本質を理解し
取り入れるセンスと器を感じます。
こんな、大人になりたかった。
まだまだ、勉強ですね。
是非、一度ご覧下さい。
THE CITY FOLKS BOOKSにて
お取り扱いして居ります。