ACTS NEWS&BLOG

2017年01月



「炎のごとく」 
   パトリシア・ボズワース

まずタイトルが好きです。

原題は「DIANE ARBUS : A BIOGRAPHY」

写真家ダイアン・アーバスの評伝として書かれた本なので当然と言えば当然です。

ではどうして邦題が好きなのか。

はじめに彼女がどういう人物だったのか紹介しようと思います。

アーバスは世界恐慌のなかでも裕福な暮らしを続けていけるほどの資産家の家に生まれます。

そして生涯、裕福で家柄の良い自分と周りの人達との距離を感じて生きる事に。

そんななか18才でフォトグラファーのアランと結婚し、写真をアランから教わります。

その後、彼女はファッション写真の仕事をしながら、社会のなかで奇異の目を向けられるフリークス達を撮影していきます。

多くの写真家がそのようなフリークス達を撮影しても関係を続けないなか、彼女は彼らと関わり続けたといいます。

いっときも目を逸らさなかったのか、それとも逸らせなかったのか。

それは分かりませんが彼女の写真を見ていると、被写体に自分が見つめられているのだと感じる事があります。

不思議な感覚です。

彼女の事を知れば知るほど、彼女の生き方が炎のようだったのだと思います。

そしてタイトルを「炎のように」ではなく、より強固な「炎のごとく」にした事。

翻訳と言語編成の妙としか言いようがありません。

翻訳に抵抗のある方も多いと思いますが、こういう魅力がそこかしこに隠れています。

今年は新しい読書の楽しみを味わってみては?

アオヤギ

今晩は。

この度、2月に開催されます。

Extra Preview展に

今回も出展させて頂く事になりました。

※写真は前回の様子です。


詳細は以下です。

日程

2月8日  (水) 10:00-20:00

2月9日  (木) 10:00-20:00

2月10日(金) 10:00-19:00


開催場所

会場:TABLOID

105-0022 東京都港区海岸2-6-24


今回は2017秋冬のBIBを展示致します。


宜しくお願い致します。




※当展示会は商談目的の為
関係者の方のみの展示会です。
何卒、ご了承下さい。




雑炊とは、元々増水と書く。

水で量を増やし穀物を食べ繋ぐ為の

工夫から始まった。

いや、初めて知りました。


知っている様で全く知らない

お米の本です。


お米のルーツから日本人とは?

など、最初はお堅い感じですが

読み進めると本当に面白く読めます。

かやくご飯とは火薬では無く

嘉薬、身体に良い薬の事だそうで

中国の医食同源から仏教医学に

受け継がわれているそうです。


内容は日本から世界の米料理に拡がり

ロシアのカーシャから

女王陛下のスープまで及びます。

ピラフと炒飯は違う。

そう、それは流石に知ってます。

ロシアではプロフ

インドではビリャーニ

ギリシャではピラヒィ

トルコで、ピラフです。

全てに共通している事は

羊の脂で炒めて炊く

そして、手摑みで食べるとの事で

いや、身近だと思っていたピラフまで

全く知らない始末ですね。

面白いですね。

CITY FOLKS BOOKSに入荷しました。

是非、ご覧下さい。

お待ちして居ります。



別冊宝島 12 ライスブック
昭和54年2月発行



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